こんにちは。カイゼン・エンジニアリング 坂本です。
前回の続きです。今回は、「整頓」の進め方をお話ししたいと思います。
【ご相談内容】
(詳細のくだりはこちらを御覧ください)
【回答内容】
整頓のポイントは、「どこに」「何が」「何個」あるのかを明確にすることです。
ちなみに「どこに」「何が」「何個」の事を3定(定位,定品,定量)といいます。(3定についてはまた後日お伝えしようと思います)
まずはこの考えに沿って、設備や治工具,材料(製品),資料類を整頓してください。
この整頓を進める中で、敷地内の区画をすることも重要な整頓に繋がると思ってください。(例.通路と作業エリアをラインテープで明確にする など)
そして最後の仕上げとして「誰にでもわかるように」してください
これは看板などを使って
会社は常に物が流動します。よって清掃の時にお伝えしましたが「躾(ルール化)」がとても重要だということになります。
私の過去の苦い経験ですが、5Sを一通りお伝えし、その時はしっかりと出来ていたのですが、1か月後に確認に行ったら完全に元に戻っていました。
私は「なぜ」と自問自答しながら現場を見せて頂きました。
一つの答えとして「清潔(維持しようという思い)」が浸透しておらず、「躾(ルール化)」が定着していなかったのです。
私の伝え方が悪かったと反省しながら、社員の方にお話を聞きたく昼食の時に時間を作っていただきました。
出てきた答えは「忙しい(時間がない)」「イマイチやり方がわからない」というものから「そもそも必要なのか?」など様々でした。
私は管理者の方とその理由一つ一つをカイゼンしました。
・「忙しい(時間がない)」→1日1回整頓の時間を決めて、整頓を仕事にしてもらう
・「イマイチやり方がわからない」→再度OJTを実施
・「そもそも必要なのか?」→会社の課題や問題点を出す(見える化)為にとても重要で必要な事であることを説明
5S活動を進める事で自然と見える化が進み、実態がよりわかるようになっていました。
相談者の方も満足していただけました。